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2023.12.15

【プレスリリース】次世代型冬期講習「まなび場プログラム Winter2023」北海道の2つの自治体とこの冬も共同開催

子どもたちが、生まれた場所や環境に関係なく世界を広げられる学びの場や機会の運営を事業とする株式会社あしたの寺子屋(本社:北海道札幌市、代表取締役:嶋本勇介)は、株式会社ヒナタヤ(本社:神奈川県藤沢市、代表取締役:阿曽沼 陽登)との共同事業として2023年12月24日〜2024年1月7日の期間、北海道内の2つの自治体と「まなび場プログラム」を開催します。本取り組みは、創業から3年間で延べ600人の小学生から高校生までの生徒が参加し、2023年夏期のアンケートでは97%が「新しいこと・もっと知りたいと思えることに出会えた」と回答しています。”塾がない” 、”大学生などの少し上の世代との出会いや接点がない”といった、人口の少ない地域ならではの教育課題を支援することを目指しています。( https://corp.ashita-terakoya.jp/manaviva/ )


■ まなび場プログラムについて
 本プログラムは、町の外から来た大学生や社会人が先生となり、小学生から高校生を対象に学習支援や進路支援、ワークショップなどを実施し、子どもたち自身の世界を拡げる「次世代型」の冬期講習です。子どもたちは毎日地域の会場へ通学し、個別指導型で宿題や日々の勉強の支援を受けるだけでなく、多彩な人生を歩んできた大学生や社会人との対話や、プログラミング・デザイン・アート思考などのワークショップなどの多種多様なコンテンツを受けることができます。


■2023年度 冬期「まなび場プログラム」開催概要
 今回の冬は北海道上士幌町、美幌町の2カ所での開催となり、各町の子どもたちが無料で参加することが可能です。2020年から春期・夏期・秋期・冬期を含めて開催しており、延べ600人が参加しました。

<北海道上士幌町>
-タイトル:上士幌町「まなびの広場」2023冬
-日時:2023年12月25日(月)~12月28日(木)、2024年1月4日(木)~1月7日(日)の計8日間
-場所:上士幌町生涯学習センター「わっか」
-対象:上士幌中学校および近隣中学校の生徒・上士幌高校の生徒
※主催:上士幌町教育委員会 / 受託:株式会社あしたの寺子屋


<北海道美幌町>
-タイトル:まなび場 びほろ
-日時:2023年12月24日(日)~12月27日(水)の4日間
-場所:美幌町民会館
-対象:美幌町内の中学生、美幌町内外の高校生
※主催:株式会社あしたの寺子屋、美幌町教育委員会 / 協力:合同会社ALOP

■ 運営スタッフは日本国内外からの14名の大学生
3年目となる本事業のスタッフ募集には、例年100名を超える全国各地の大学生からの応募があります。

【2023年まなび場Winter 参加者の所属大学】
青山学院大学、秋田大学、大阪大学、北海道大学、小樽商科大学、専修大学、北海道教育大、City University of New York、関西外国語大学、立教大学、大東文化大学、慶應義塾大学、長野県立大学

■ 参加した生徒たちの声 (2023年夏期・秋期) ※一部抜粋
・普段大学生や社会人と話す機会って滅多にないし、あったとしてもこんなに深い話をしたり相談を聞いてくれたりすることなんてそうそうないので、とても新鮮でほんとに楽しかったです。

・一人一人が違う意見やアドバイスをくれて、高校生とか年下とかじゃなく、みんなが「私」として見てくれる場所で、行くたびに想いが強くなります。

・曖昧な考えで進路のことを悩んでたときに沢山調べてくれたり一つ一つ丁寧に相談に乗ってくれてとても嬉しかったし、たすかりました! 今後も沢山勉強して夢に向かって頑張りたいと思います!

■開催背景:地域における教育課題
 日本には、人口3万人未満の自治体が約1,000市町村あります。私たちが主に事業を行う北海道は、9割の市町村がそうした自治体です。塾や大学などの親や先生以外の大人や先輩との交流がない地域の各自治体から以下のような相談を受け、地域ならではの様々な教育への課題や不安の声に応えるべく、長期休暇期間に「まなび場プログラム」を開催しています。

“町内に塾が無いので、長期休暇期間中だけでも勉強のサポートをして欲しい。”
“地域の大人と連携した探究学習のプログラムを子どもたちに体験してほしい。”
“GIGAスクールで購入したタブレットを、子どもたちが使って慣れる機会を作ってほしい。”
“大学生などの少し先輩と出会う機会が無い。ナナメの関係をつくれる先輩に、子どもたちの話を聞いてもらったり、世界の広さを伝えてほしい。”

私たちは事業を通して教育の地域格差を解消し、世界を拡げる一歩目をどこからでも踏み出せる世の中を目指しています。

■ 「まなび場」を主催する町の担当者コメント:
上士幌町教育委員会 生涯学習課 地域協働担当 専門員 
石王 良郎 氏
「上士幌町まなびの広場」は今年3年目、夏冬通算6回目を迎え、参加する生徒とスタッフとの関係性は、回を重ねるごとにますます深化してきています。人生の先輩である身近な年代のお兄さんやお姉さんとの会話や探求的ワークショップなどを通して、『時代の変化を捉え、新たな発見と学びに出会える場』になっています。子どもたちにとっての将来は、予測困難な時代が待ち受けています。そんな時代を悩みながらも自らの足で一歩一歩力強く歩んでいく、そんな力を育む8日間になることをこの冬も期待しています。

美幌町教育委員会 社会教育課 社会教育グループ
太田 宗孝 氏
子どもたちには自分自身が心の底から「やりたい」と思えることを見つけて、それに向かって進んでいける「原動力」を育んで欲しいと考えています。しかしながら、これらは子どもたち自身が新しい世界を知り、悩み、考えはじめることで得られるものだと思います。

「まなび場」は、現在成し遂げたい目標を持って日々研鑽を積んでいる大学生と、多様な選択肢について具体的な助言や提案ができる専門的な知識・経験を積んだ社会人との「対話」を主題としています。1年目、2年目と開催していく中で、子どもたちは遠い夢であったものが身近に叶えられる目標として変わりつつあると感じますし、手の届く場所にあることで学習面でも効果が生まれていると思います。

またそれに付随して、日常で関わる大人たちや保護者においても刺激を受け、子どもたちの将来を育んで行こうとする連帯感も生まれています。今後も町全体が一体となって、子どもたちを育む「まなび場」を創っていきたいです。

▶︎PR TIMESからプレスリリースを見る
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000028.000072875.html

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